空が落ちるブログ

空が落ちても何もないよ

魔法の言葉

日本サッカーリオ五輪出場決定おめでとう。正直サッカーなんて全く見てないしオリンピック出場がどういう意味を持つのか全くわからないけどなんかおめでとう。やっぱ勝つのはいいよね。サッカーなんていっつも「負けて得るものがあった」っていう口癖をいうような組織なんだと思ってたけどそうじゃなかったみたい。

それにしてもサッカー選手になるような人っていうのは一体いつからサッカー選手になろうと思ったのだろうか。結構多くの人がサッカー選手とかプロ野球選手とかを夢見ると思う。小学生の時の作文とか探せばその辺のサラリーマンも将来の夢「サッカー選手」とか書いてあるだろう。しかしながらその夢は叶わず暑い日も寒い日もウォーターサーバーを売ってるような人生を歩んでいるのである。

かくいう自分も小学校の時に将来の夢をプロ野球選手などとのたまっていた人間である。少年野球チームに所属してはいたが、キャプテンというわけでもなく、エースであるわけでもなく、ましてやクリーンナップを打つわけでもない。そんな自分が将来の夢をプロ野球選手だとのたまっていた。死ねばいい。あの時の自分を殴りつけてやりたい。

プロ野球選手になるやつというのはその頃から既に大活躍してるのである。天才少年ここにあり!なんて触れ込みが既にある。それなのに俺はプロ野球選手がどういうものかも知らず将来の夢はプロ野球選手なんて言っていた。とりあえずプロ野球選手と言っておけば体裁がいいというのもあったが、正直一生懸命練習していればプロ野球選手になれるもんだと思っていた。

甘かった。ただただ甘かった。プロ野球選手になるやつというのは毎日必死で努力している。目標を持って野球をやっているのである。毎日素振り1000回やろうだとか、来年までに球速を10kmあげようだとか頑張っている。それなのに俺はそういう自分を縛りつける行為を嫌い大した目標も持たずにやっていた。そんな奴に成果が出てくるはずがない。現実としてプロになるやつなんて数字の時点ですごい。150kmを投げられるだとか、高校通算50本塁打とかわかりやすい。

そういう風に活躍する人は本当に負けず嫌いだ。そりゃそうかもしれない。数字で勝負してるんだから圧倒的に勝負の数が多い。それでかなりの回数負ける。しかし負けたくないから努力する。勝ちを求めるサイヤ人的な人間。ただただ凄い。

サイヤ人はプロの夢をあきらめて会社に入ったとしても多分活躍する。会社も数字で戦う部分が多いから。今まで150kmの球を投げようと思っていた人がウォーターサーバーを150台設置するなんて目標を持ち、そして目標を達成する。そうやってサイヤ人は会社でも好まれる人材となる。

しかしサイヤ人はどうしても社会となじめない。悟空をみればわかると思うが明らかに頭おかしい。一般人がそんなやつらとうまくやっていけるとは思えない。なのに会社はサイヤ人ばかりでなく一般人が混じってる。超戦士の中にヤムチャが混じっているのだ。無理だ。太刀打ちできない。エアーマンが倒せないばりに勝ち目がないのである。タイム連打してるうちに足元がお留守である。

そうしてヤムチャは負けまくる。数字の世界に飛び込んでしまったからには数字で勝負をしないといけない。サイヤ人のように不屈の闘志があればいいが厳しいのではないだろうか。結構ストレス溜まるだろうなあ。そういうときにヤムチャはなんと思うのだろうか。

「負けて得るものがあった」なんと便利な魔法の言葉。