空が落ちるブログ

空が落ちても何もないよ

世界野球の虚無感を何にぶつければいいのか迷って

世界野球とはなんだったのか。予選全勝で勢いづき、日本代表はチーム力がありますよと評され、プエルトリコには危なげなく勝利、準決勝は宿敵韓国との対戦。3点を奪い、大谷の力投もあり6回までノーヒットに抑え込むピッチング。迎えた9回表。ピッチャーは8回完璧のピッチングをした則本。あと3つのアウトで決勝進出だ。

 

8番に出された代打にヒット、9番に出された代打にヒット、続く1番に三塁線を抜ける2塁打1点奪われる。2番にはストライクゾーンなのに体に当たったとデッドボール。まだノーアウト満塁2点差。ピッチャー交代松井裕樹へ。チーム最年少の松井に託すも3番バッターフォアボールで押し出し1点差。ピッチャー交代増井へ。4番イデホに2点タイムリー打たれる。その後なんとか抑える。

1点ビハインドで9回裏、トリプルスリー山田三振、4番筒香一塁ゴロ、5番期待の中田なんとかセンター前へ、6番松田に代打おかわりくん。ピッチャー交代。おかわりくん三塁ゴロでゲームセット。 

なんだかなあ。チャンスで打てん感じはあったけど大谷のナイスピッチングがあってもう勝てる試合だったじゃんね。完全な継投ミスだけど本当に1回でひっくり返ってしまった。これほど虚無感を感じたのは久しぶりだよ。負けたんだなあ。

大人になってくと人間って負けること滅多ないじゃん。負け試合にわざわざ挑むことなんてしないし、なんか真剣に挑むってことが少なくなる。俺だけかな?そうなるとこの久しぶりの虚無感の解消法に戸惑う。

学生時代は部活の大会とか勝負事がとりあえずなんかあるじゃん。部活じゃなくても趣味とかでも結構ガチな戦いするじゃん。カードゲームとかでもなんか全力で打ちこむの。でも大人になるとなんかなくなるじゃん。

俺が逃げまくってるだけかもしれんけど、社会全体が逃げを許容してる部分もあるよね。そんな全力でやっても意味ないですよっていう風潮がある。まあ確かに勝者は一人だけであとは虚無感を抱え込むもんね。俺もこういう気持ちあんま抱え込みたくないもん。そういうこともあってこの世界野球の負けはほんと久しぶりに虚無感きたね。

常にこういう戦いの世界に身を置いてたらこういう気持ちにならなかったのかもしれない。だから選手の方が意外と気持ちは楽なのかもしれない。でも逃げ逃げの俺でも今後の人生で何回かこういう虚無感を感じることになるんだよな。なんとか対策をとっておきたいよ。

今の時代だと運動会とか既に競争の体をなしてないらしい。小学生から虚無感を感じないようにしてるんだよね。しばらく刺激を受けなかっただけで俺がこんだけ虚無感に戸惑ってるのにその刺激すら知らないって大丈夫なのか?不安になるよね。とりあえず虚無感少しくらい与えてどうすればいいか考えさせた方がよさそうだよね。

虚無感を新たなものにぶつけるとか、今後の糧にするとかそういうのが大事だよ。そういう教育はまあ正しいと思う。反骨心とか最近の子はなくなってるとか、こういうのが原因とか言われてるしね。まあだからと言って俺は全部オッケーって方じゃないよ。何事も適度に。

話がそれたけどこの虚無感はどうしたらよいか。責任を突き詰めてそいつを潰すってのが社会では流行っているみたいだ。切腹文化ここにありだね。この日本代表の負けは俺が虚無感を感じるものではない。悪いのは誰だ?監督か?ピッチャーか?打てない打線か?

そうだ悪いのは決まってる。

応援侍たまべヱだ